胸を張って生きろ!
そういわれて、どんなイメージを持ちますか?
胸を張って生きるイメージを私は漠然と持っていましたが、実際に胸を張って生活をして生活してみると、胸を張って生きてみるとはどういうことなのかということが少しわかりました。
胸を張って生きるとはどういう意味があるのか、どんな視点が得られ、どんな利点があるのか気づいた点をまとめました。
1.胸を張るとどうなるのか?
実際に胸を張ってみるとわかるのですが、
胸を張ると、胸郭が開きます。
胸郭が開くと気道が広がります。
気道が広がると肺全体に空気が入りやすくなります。
実は、人の肺は日常生活では100%入り切れていないと知っていますか?
体が冷える方や息苦しさを感じる方は、肺に入っている空気が少ないために体に蓄積しているエネルギーを使うための酸素が足りない状態になっているのです。
例えば、これまで、肺の60%ほどしか空気が入っていなかった人が、肺全体に空気が入り始めると、脳が活性化してポジティブになったり体を動かしたくなります。
エネルギッシュになって、楽しくなることに積極的になったり嫌なことを意識して避けやすくなったりします。
また、脳への血流が改善しますので、ボケ防止や集中力の向上、精神的な安定や落ち着いた行動をとることができるなど様々なメリットがあります。
2.胸を張っている状態とは?
是非やってみてください。
1)デコルテを前に突き出す
※胸を張って、意識として先端に来るのは乳腺の辺りではなく、デコルテの辺りです。(実際に出るのは心臓辺りになると思います。)
2)胸を張った状態で自然な呼吸を繰り返す
3)胸を張って呼吸をしながら息をして動いてみたり、日常生活の行動をする
料理をしたり、洗濯をしたり、育児をしたりなんでも大丈夫です。
しばらくするときっと感じるはずです。「息がしやすい」と。
※慣れていないときは、最初は肩や背中などに窮屈さを感じる場合があるのですが、この窮屈さは呼吸をするときに変に力が入っていた証拠です。
胸を張って呼吸をしながら、窮屈さを感じているところはこれまで肺に空気が入りずらくなってい場所です。その場所に空気が入りやすいような姿勢や筋肉の張りをとるように意識してみたり、呼吸がしやすい姿勢にするべく少し動いてみたりしてみてください。
日常生活の行動をいったんやめて、体や首などの力を少し抜いて横にゆらゆら揺らしながら呼吸をしてみてください。深く息をするのがポイントです。
ここまでで長くて10分程度しっかりと息をしてみてください。そうしたら、体に意識を向けてみてください。
少し、体がぽかぽかしていませんか?
肺に空気がはいり、血に酸素が入って体をエネルギーが循環し始めた証拠です。
これまで血に酸素が十分に取り入れられておらず、血が固まっていたのです。
また、空気が肺に入りだし始めると、息を吸っている時間が前よりも長くなっていることを感じるかもしれません、
胸が広がって腹式呼吸のような深い呼吸が自然としやすくなるのです。背中をはじめ体がぽかぽかと暖かくなってきます。
そうなのです、ヨガなどで難しいポーズをしながら呼吸をしなくても、これだけで体がほぐれて体が芯から暖かくなれますし、ヨガなどをやっている時間だけでなく、日常のいつでも体を暖かく、心穏やかになる時間を作ることができるのです。
3.まとめ
胸を張るという小さな動作が、体をめぐる血流やエネルギーの流れを良くしてくれるのです。
また、今回紹介した日常生活動作の中で胸を張って行動するということは、それがしっかりと習慣化できた暁には、日常的に血の巡りが日常的に良くなるというです。脳への血流も増やすことで思考能力が活性化します。物忘れや仕事などでミスが多かった方は、ミスが減らせたという体験談をいただくこともあります。
自信を付けたり、周りの人からどう見られたいなどではなく、冷え対策や集中力の向上、ポジティブな考え方を身に着けるためなどなど、やってみるきっかけはいろいろあると思いますが、まずはやってみることです。
生活習慣を変えると考え方が変わります。血流がよくなって体をもっと動かすことに喜びを感じることが増えたり、楽しい気付きを得やすくなったり嬉しいことがたくさんあります。
是非、人がいる場所、いない場所など様々な場所で、小さく胸を張ってちょっとだけ呼吸に意識をかたむけてみてください。
その小さな違い。胸を小さく張ってみるだけで、呼吸が深くなり、少しだけ今までより落ち着きがあって少しだけ寛容になれます。
その小さな寛容さが、くだらないような笑い話を受け入れて、くすりと笑える余裕を作りましょう。
くだらない笑い話を言えるように、余裕を作りましょう。
そんなくだらない話で笑える大切な時間が、これからもっとたくさんの人の間で増えて、
くだらない笑い話と小さな幸せで満ち溢れた世界が広がりますように。
新生人
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