人生は常に今 始まる|人生は線ではなく点の連続

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これまでの人生があるから、これからの人生はその延長線上でしか作ることができない。〇〇しかできない。

そう思ったことはありませんか。私は、学生時代にそう感じたことがあります。

ですが、実際には「いつでも」「どんな」時でも人は変われます。やれることはそれ以上のことや全く別のこともできます。

あなたがなりたいと思ったその時に、あなたがなりたい自分になれるのです。

本日は、アドラーの入門書と言われる本、「嫌われる勇気」に書かれている
言葉で私が好きな部分を引用しながらお話したいと思います。

1.「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ

「人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。」

過去にどんなことがあったかなどあなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。

「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。

これまでの人生であなたがどういう選択肢を選んできたかは、あなたが今から行う選択肢になんの影響もないと言っています。

もし、あなたが新しい選択肢を選びたくないと感じたのであれば、それはあなたが変わる事で、不都合があるのかもしれません。例えば、仕事が増える、やりたいことができなくなってしまうなどなど。ただ、あなたが今その瞬間に全力で生きているのであれば、今の最善の選択をするはずです。過去も、未来を顧みていくら計画を立てようとも、今あなたにできる選択肢を全力で選ぶ以上の方法はありません。

あなたがオーケストラの劇場の舞台の上にいるとしましょう。舞台の上に立ったあなたの「いま、ここ」にスポットライトがあたっていない場合、あなたの眼には観客の表情や会場の広さなどが目に入ります。これまでの練習で失敗したことや努力したこと、これから失敗したときの未来やうまくいったときの未来など、いろいろなものを想像してしまい、シナリオを忘れることやうまく演技ができなくなることは考えられないでしょうか。

ですが、舞台で演技をする「いま、ここ」に集中し、スポットライトが当たっていれば、観客の表情や視線は見えず、演技に集中することができます。

そのスポットライトを自分の「いま、ここ」に当てることができるのは、あなただけなのです。

2.書籍「嫌われる勇気」とは

アルフレッド・アドラーが創始した個人心理学をもとに、人の悩みの分析と悩みからの解放の方法を提案している書籍。

哲学者と青年の2人による対話方式で書かれている書籍のため、読みやすく頭に入りやすいおすすめの書籍です。「勇気」というとつらい努力をしいると感じたので最初は読んでいませんでしたが、多くの方に読まれている本だということで手に取ってみました。実際に読んで、自らに取り入れると「楽になる」、「悩みごとが減る」、「やることが減る」そんな書籍でした。

アルフレッド・アドラー(Alfred Adler、ドイツ語発音: [alfreːt aːdlɐ]アルフレート・アードラー)、1870年2月7日 – 1937年5月28日

は、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。

初期の頃のフロイトとの関わりについて誤解があるが、アドラーはフロイトの共同研究者であり、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、個人心理学アドラー心理学を創始した[1]

Wikipediaより引用

3.あなたのいまの選択という点の連続が線に見える

あなたの選択肢が「いま、ここ」にあると認識し、スポットライトを「いま、ここ」に当てたときに「いま、ここ」という点は色濃くなります。

黒い2本の線の間にある点と赤い2本線で結んだ線の間にある点。どちらも遠くから見れば線に見えます。ですが、どこに点を打つのかという選択肢の幅が違います。下の線の場合、必ず線の先に点を打たなければと考えてしまいがちになります。上の線は、より良い答えを出そうとするときに、いつでも目的のために行動や変化をしやすくなります。

「いま、ここ」に集中することで、人生が変化に富み色濃く、充実したものになっていくのです。

ではなぜ、人は変化を恐れるのでしょうか。

それは、点が薄いと、線が見えづらく連続していないように見えます。先が見えないのです。

さらに間に空白ができてしまい、不安になってしまいます。今まで、自分はちゃんと行動ができていただろうかと。

例えば下の絵のように。

最初の絵の下のほうには線がありますが右上のほうには点がまばらになっています。点の間には空白ができていて線には見えずらい。

薄い色になっている点は認識しずらく、そこに点があったかどうかも不安になってしまいます。そのため、線は方向性があるのかどうかがわかりづらく、先が読みにくくなっています。

であれば、薄い色でも連続していれば線がきれいに見えるので先が見えやすいために、変化をしない下の線の選択を安易に選んでしまいます。

変化を取り入れながら、行動するためには、明確な意思や、目的・やりたいことなどがなければ不安に押しつぶされて、消え去ってしまいそうです。先がわからない、自分が進んでいる方向性が行きたい方向に進んでいるのかどうかがわからなくなってしまい不安になり、変化を選べないことができてしまうのです。

そんなとき、大事なのは「いま、ここ」に集中して明確な選択をとったという意志と結果を受け止めて、さらに変化すること。点の密度を増やす、つまり行動と選択を増やすことで点がついている場所、方向性が何となく見えるようにします。

そうすることで絵の矢印のように点が向かっている先を周りの人がなんとなく感じることができ、あなたに接する人があなたの向かうべき方向をなんとなく理解することができます。

あなたが大切にしている人やコミュニケーションを取る人が、あなたの行動を見てあなたが向かっている方向をなんとなく感じることができるようになり、あなたの大切な人たちとコミュニケーションを取る中で、自分が進んでいる方向を感じる方位磁石とすることができます。

人によっては奥さんであったり、友人であったり、行きつけのバーのマスター、コンサルタントなどにその役割を依頼する人もいます。本を定期的に読み、新しい知識を取り入れながら自分の意志とすり合わせをすることで自分の認識を確認する人もいるでしょう。

明確な方向性をもって、今の選択肢と行動・発言に集中すること。点を濃くする選択と行動を行ったという認識や意識、選択と行動の頻度や回数。これこそが、変化・新生にとって重要なことなのです。

4.昨日言ったことと、今日言ったことが違っても構わない

昨日言ったことと、今日言ったことが全く逆のことを言う人がいます。今にスポットライトを当てている人にとってはそれはあり得ることなのです。

常に情報収集を行い、今の自分の状況や会社の状況を鑑みて、常に最高の結果を出せる選択肢を選ぶ。経営者にとって最も重要な仕事です。

そのため、小さな気づき一つで選択肢が変わる場合があります。

その一つ一つが、重大な結果の違いを生み出します。そのため、選択肢の変更基準を明確に持って、変える必要があります。説明が不要な場合もあるかもしれませんが、説明が必要な場合のほうが多いでしょう。基準を明確に持って、行動をおこなうために、真剣にいつでもなぜその選択肢をとったかを説明できるようにする必要があるのです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今のあなたと、これからのあなた。理想の自分であるために、過去の発言や将来の自分のために、いまの自分の行動を制限する必要はないという理由の一つになったでしょうか。

もちろん、今回ご紹介したことは無理に行動することはありません。自然と行動するようにすることが目標です。当たり前のことを、当たり前にできるようになることが目標です。なので、さもすごいことをするために思い悩んで、必死に一つのことをやる必要はないのです。今のあなたが出す最良の選択を、あなたの手で選び取ってください。

あなたの選んだ選択肢が実を結び、結果が、あなたの目的に近づく、よりよい人生を送る糧となる事をお祈りします。

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