御垣内参拝(正式参拝・特別参拝)のすすめ|伊勢神宮 参拝方法

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一生に一度は伊勢参り。と言いますが、一生に一度きり。と思い至って伊勢神宮に行くのでしたら、御垣内参拝(正式参拝・特別参拝)をがおすすめです。

 

一般参拝とは異なり、正式参拝ではその手続き上、神宮(伊勢神宮)について知った上で参拝することができます。

また、一般参拝では入れない場所まで歩み進んで参拝できますので、神様をより身近に感じることができます。

作法や知識を持って参拝の手続きを経験して、参拝できますので参拝自体もより充実したものになるでしょう。

御垣内参拝(正式参拝・特別参拝)とは?

御垣内参拝とは、神宮の内宮・外宮を外部から清浄に保つための御垣や玉垣の中にある神殿まで進み、清浄な空気と時間の中で参拝させていただくことです。

神様が住まう御正殿に近い位置で参拝することができる参拝です。神様に近い場所に立ち、神様をより身近に感じることができる事でしょう。

参拝したことがある方は感じるかと思うのですが、外からと御垣内では何かが大きく違うのです。うまく言葉にできないのですが、実際に御垣内参拝をすると清浄な空気や偉大なものの存在などを感じることができる事かと思います。その時のあなたにとって必要なことを感じることができるでしょう。

実際の距離でいうと板垣一つ越えて先のエリアまで入って参拝することになります。お賽銭箱が置かれている先に立って参拝することができます。

どうやったら御垣内参拝をさせてもらえるの?

御垣内参拝をさせていただく方法は2つあります。

1)「財団法人 伊勢神宮崇敬会」の会員に入会する。

伊勢神宮崇敬会
お伊勢さまと皆さまの懸け橋 伊勢神宮崇敬会はこころのふるさとと仰ぐ崇敬者のつどいです。皆さまのご入会をこころからお待ち申し上げます。

崇敬会が運営する神宮会館にて申し込みができます
会員章の発行には少し時間が掛かりますので前もって手続きが必要です。

個人会員には3つの種別があります

①正会員

②会員

③準会員

種別は年会費の金額により決まります。

正会員・会員は年間何度でも御垣内参拝が可能です。
準会員は年に1回のみ御垣内参拝が可能です。
伊勢神宮崇敬会についてはこちらの公式ホームページをご覧ください。

2)御札授与所に行き、初穂料をお納めする。

内宮・外宮ともに、神域に入った後に設置されているお札授与書に行き、「遷宮奉賛に協力させて頂きたい」と伝えて、初穂料をお納めください。

参拝日当日に直接御札授与所に行って参拝が可能です。

納めなければいけない金額に決まりはありませんが、金額に応じて、記念品や御垣内参拝を行うための参宮証などが変わると言われています。

・外玉垣南御門内(10万円以内)

・中重御鳥居際(10万以上)

・内玉垣南御門外(100万円以上)

※Yahoo!知恵袋に投稿された質問に、初穂料を納める際の注意事項がまとまっていましたのでご参考ください。

教えてください。特別参拝の奉賛金についての件ですが…地元の神社数社の宮司さんは、特別参拝する際の寄付金は裸で金銭を出すよ... - Yahoo!知恵袋
教えてください。特別参拝の奉賛金についての件ですが…地元の神社数社の宮司さんは、特別参拝する際の寄付金は裸で金銭を出すよりも 熨斗袋かもしくは、白封筒で構わないから、その中に入れて表は玉串料と書いたらいい旨を教えていただきました。白封筒よりも、やはりきちんと熨斗袋がよいと思い表書きや住所名前等書き神楽殿で手続きをしまし...

いづれかの方法で参宮証をいただければ、御垣内参拝を行うことができます。

手続き時の注意|お金を払ってサービスを受けるのではない

初穂料をお納めすれば参宮証をお預かりでき、御垣内参拝は可能です。ただ、お金を払えば受けることができるサービスではありません。

御垣内参拝は、あくまでも初穂料を納めていただいた方に対してお礼として機会をいただけるものです。

私が初めて手続きのために、神宮に問い合わせした際は特別参拝はどうすればいいですか?と問い合わせして、

「遷宮奉賛金をお納めになりたいということですね。」と返答が返ってきて一瞬止まってしまいました。お金を払えば特別参拝ができるサービスだと考えていた当時、恥ずかしかったことを今でも思い出します。

自分の浅はかさを感じられるとても貴重な体験でしたが、できれば経験せずに気持ちよく済ませたいものです。

参拝時の注意(服装・心構え)|正装で当日を迎えよう

偉い人や尊敬する人に会いに行くときや結婚前に相手の両親に会いに行き、感謝を述べる時のような気持ちで参拝に行きます。

服装は華美でなく、神様に敬意を払える服装に整えて参拝します。要領には下記の服装が書かれています。

礼服が好ましいが
敬意を失しない程度の平常服。

男性は背広にネクタイ着用。

女性はこれに準じた服装。

上記表現を見てもわかる通り、特に女性に関しては参拝時の宮司さんの判断に寄るところが多いため、準備するときの判断が難しいと言われています。

明確な規定は実はありません。また、参拝当日に、前回OKだった服装でも断られる場合もあります。

最低限の服装はもちろんですが、男性女性のともに服装だけではなく、雰囲気を通じて心のありようを問われている可能性がありますので心構えや、客観的に誰から見ても節度ある服装と心持になっているかどうかしっかりと自分で振り返って望みましょう。

服装についてネットで言われている点として

男性の服装:

男性は背広・ネクタイ

伊勢神宮崇敬会より引用

礼服、黒または濃紺のスーツで白いシャツ、ネクタイ着用(質素なもの)、華美でない革靴。

和服の正装の場合は、紋付袴、草履など

灰色や明るい紺のスーツなどでも断られる事がある様です。

女性の服装:

女性はスーツ等フォーマルな服装

伊勢神宮崇敬会より引用

華美でないスーツ、玉石の中を歩きますので、ローヒールが好ましいかと存じます。

和装の場合は独身女性は振袖、既婚女性は紋付留袖、
訪問着、黑留袖(も可でした。)
つまり、準礼装以上の着物だとよろしいようです。
無地の1つ紋であれば可など、細かい点もあるようです。

気になられましたら、直接問い合わせてみてください。

伊勢神宮のお問い合わせ先

神宮司庁 〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
電話(代表) : 0596-24-1111(午前8時30分~午後4時30分)
Fax: 0596-27-0520

まとめ

御垣内参拝について、実際に参拝につながる計画のイメージができたでしょうか。

御垣内参拝は一生に何度もない伊勢神宮のおかげ参りを楽しくより魅力的な時間と経験に変えてくれます。私も、色々調べながら移動方法や参拝方法などを調べているうちにどんどんワクワクしていったことを思い出します。現地でいろんな人に会えた事や新域内で見聞きしたものすべてに対して気づきや視点を与えていただいたとても楽しい思い出です。

参拝時間は短い時間でも、行こうと思って計画して、やり切ったときの充実感はとても幸福感を与えてくれます。また、御垣内参拝を経て感じたものはこれからのあなたにとってとても大きな意味を持ってくれることでしょう。

魅力的な時間の使い方を通じて、あなたの魅力が世界に広がっていきますように。

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